面構造による耐震性などの性能の高さに加え、設計・生産の品質が確保しやすく、環境に やさしい木の住まいです。
木造であるツーバイフォー住宅は、日本の気候環境にもマッチ。30余年、安全で快適な 住まいとして日本でも多くの皆様に愛され、ここ数年、年間約10万戸が建設され、既に 全国で180万戸が建っています。
- 平成22年1月、都内で発生したツーバイフォー工法による耐火建築物である1棟8戸の重 層長屋の2階一室から失火する事故で、その耐火性の強さが実証されました。
耐火被覆材 の強化石こうボードの効果、軽度な改修工事により、再び使用出来る建物となりました。▲火災現場(事故後も1階は居住)
▲健全な下貼り強化石こうボード
- 平成7年(1995年)1月17日午前5時46分、兵庫県南部を襲った阪神・淡路大震災。震度7という近年まれにみる激震に加え、大都市の直下で発生した地震であったために、想像をはるかに超えた大惨事となってしまいました。
この地震による家屋の被害は、全壊約10万1,000棟、半壊を含めた一部損壊が約28万9,000棟以上(平成7年4月24日の自治省(現・総務省)消防庁発表より)。しかし、このような壊滅的な状況下でさえ、ツーバイフォー住宅に大きな被害はありませんでした。 日本ツーバイフォー建築協会の調査によると、被災地のツーバイフォー住宅のうち96.8%※がとくに補修をしなくても継続して居住可能な状態を保ったことがわかっています。
(※残り3.2%は、地盤の移動・液状化及び隣家のもたれかかりにより住宅の一部が損壊したものです。)
死者の約9割にあたる人が建物の倒壊による犠牲者といわれる阪神・淡路大震災。このデータからも住まいの耐震性がいかに大切であるかがわかります。